なぜ笑った時に歯茎が極端にみえるガミースマイルになってしまうのか？
原因は様々でそれぞれに適した治療法があります。

上顎前突

上顎の骨が前に出ていることを上顎前突（じょうがくぜんとつ）と言います。
歯が前に出ている状態だと、上唇が押し上げられガミースマイルになりがちです。
幼児期のおしゃぶりも要因の一つと言われています。

過蓋咬合

噛み合わせた時に下の前歯が上の前歯で隠れてしまうほどかみ合わせが深い状態のことを過蓋咬合といいます。

萌出不全（ほうしゅつふぜん）

歯の歯冠部分がしっかり歯茎から出てることが正常ですが、通常見えている部分も歯茎に覆われてしまっている状態です。
歯が短く見えます。

歯茎ラインの不揃い

前歯に特に言えることですが1本1本の前歯の歯茎の位置が極端に違うことを言います。

粘膜切除術

上唇の裏側の粘膜と上顎の歯茎を剥離し、縫い合わせる治療です。
軽くスマイルすると気にならないけど、思いっきり笑った時に上唇が上がりきってしまい、歯茎が見えてしまう方にオススメです。
この処置単体で行うことも在りますが、通常ボトックスと併用することが多くなります。

ボトックス

ボトックス注射で上唇挙筋と上唇鼻翼挙筋などの筋肉の動きを抑え、上唇のあがり過ぎを防ぎます。
粘膜切除術と併用することが多いです。

歯冠長延長術、歯肉切除

歯の長さが短い方、先述した過蓋咬合の方、周りの歯茎のラインとの不揃いが気になる方におすすめです。

それぞれのタイプのガミースマイルに適応した治療を選ぶ必要があります。
自分がどのタイプなのか診断してもらい、安心して治療を受けてください。
各治療にはそれぞれダウンタイムがあります。